🌊 Second Wave ― 精巣がんステージ4からの生還と、世界初「透明サーフボード」に込めた想い
- 奧村 哲次

- 10月17日
- 読了時間: 4分
一人の人間が、社会と真正面から向き合った軌跡
これは、私・奥村哲次の人生をかけた記録であり、挑戦のドキュメンタリーです。

🎬 YouTube公開中👉 奥村哲次|Second Wave|ショートドキュメンタリー
撮影・制作:遠藤壮(Sai Endo)Instagram:@sai_personal_tour
■ 「死」と隣り合わせで見えた“本当の生”
十数年前、私は精巣がんステージ4という現実を突きつけられました。
生存率わずか数パーセント。未来を考えることも、できなくなった。
それでも奇跡的に命をつなぎとめた時、「時間」という概念がまったく別の意味を持ちました。
時間はお金より重く、誰にも買えない。
だからこそ私は、“自分の時間を生きる”ことを人生の中心に置くようになりました。
■ 一人会社「ラフティ」と、すべてを自作で動かす生き方
私はその後、一人で株式会社ラフティ(Laughtey Inc.)を設立しました。
社員ゼロ。
企画、開発、営業、会計、マーケティング──すべて自分で行っています。
AI、Apps Script、Wix、スプレッドシート、Stripe…。
あらゆるテクノロジーを組み合わせ、「人の時間を取り戻す」仕組みを自分の手で作り続けてきました。
法人向けAIサービス「VOICE MEMO AI」や、Google Apps Scriptによる自動化システム、そして書籍『乗り越え力』出版、PR TIMES掲載、WSLスポンサー活動──。
“ひとりでやること”そのものが、私の生き方になりました。
■ “廃棄”から“希望”へ。透明サーフボード「Sea Through」
次の挑戦は、廃棄ペットボトルを再生した透明サーフボードの開発でした。
サーフィンは人生そのもの。
波にのまれ、倒れ、また立ち上がる。
自然と向き合い、自分と対話するスポーツです。
私は、海を汚してきた人間が「海に恩返しする方法」を考えました。
その答えが、「廃棄物から希望を生み出す」透明サーフボード。
開発、商標登録、特許出願、リリース、すべてを一人で実施。
そして2025年、世界最高峰の大会「WSL Billabong Tahara Pro」に出展。
男子・女子それぞれのチャンピオンに、「Sea Through」を贈呈しました。
あの日の波、歓声、涙──あれが私のSecond Wave(第二の波)でした。
■ 映像作家・遠藤壮との出会い
この作品を撮ってくれたのは、23歳の大学4年生、若き映像作家 遠藤壮(えんどう さい) さんです。
彼は、インバウンド向けツアーガイドとして活動する中で、カメラの魅力に取り憑かれ、「人生を映す」映像の世界へと進みました。
この「Second Wave」は、彼の初のドキュメンタリー作品。
彼のレンズが映し出したのは、肩書きでも、実績でもなく、“社会と闘いながら笑うひとりの人間”の姿でした。
■ “生きる”とは、勝つことではない
生きることに勝ち負けはない。
成功も失敗も、他人の評価も関係ない。
大切なのは、「本気で生きたかどうか」。
私は病気を通して、仕事を通して、サーフィンを通して、
何度も自分にその問いを投げかけてきました。
このドキュメンタリーで伝えたいのは、「人生は何度でも立ち上がれる」ということ。
そして、「誰もが次の波を起こせる」こと。
■ Second Wave ― すべての人に、もう一度、挑戦する勇気を。
この映像には、私のすべてが詰まっています。
孤独、挫折、そして笑い。
“生きることを諦めなかった”すべての人へのメッセージです。
もしあなたが今、壁の前で立ち止まっているなら、この映像を見てください。
そして、あなた自身の「Second Wave」を探しに行ってください。
出演・企画
奥村哲次(おくむら てつじ)
株式会社ラフティ 代表/ITコンサルタント/著者著書『乗り越え力』|透明サーフボード開発者|WSLスポンサーAIアプリ「VOICE MEMO AI」開発者公式サイト:https://www.laughtey.com
制作
撮影・編集・制作:遠藤壮(Sai Endo)
Instagram:@sai_personal_tour



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