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2026年、透明サーフボードは「売らない」という選択をする

――「売る」から「使われる」へ。文化を変えるための1年計画

2026年の透明サーフボード戦略マップ。売るプロダクトではなく、環境・教育・観光で使われる装置として採用されるまでの年間アクションプランを図解したインフォグラフ。
透明サーフボードの2026年戦略を示した期間別アクションマップ

透明サーフボードを作り始めたとき

透明サーフボードを作り始めたとき、

正直に言えば、売れると思っていました。


環境に配慮している。

海を汚さない。

素材にも意味がある。


だからきっと、サーファーが共感して選んでくれる。

そう信じていました。


でも、結果は違いました。


売れなかった。でも、何も得られなかったわけではない

数字だけ見れば、

透明サーフボードは**「成功した商品」**とは言えません。


ただ、サーファーの中での認知だけは、

不思議なほど広がりました。


「透明な板の人」

「一度は見たことがある」

「思想が尖っているボード」


否定も、違和感も、議論も含めて、

存在だけは、確実に刻まれた。


ここで、ひとつの事実に気づきました。


サーファーは、環境でボードを選ばない

これは批判ではありません。

事実です。


多くのサーファーがボードに求めているのは、

・上達できるか

・どれだけ性能が良いか

・誰がシェイプしているか

・どのブランドか


そこに

**「環境に良いから」**という理由が

購買の決定打になることは、ほぼありません。


SDGsも、環境配慮も、

「知っている」けれど「選択理由にはならない」。


これは外から見ていたら分かりません。

実際に、売ろうとしたからこそ知れたことです。


問題はプロダクトではなかった

透明サーフボードが悪いわけではありません。

設計が甘かったわけでもない。


問題は、

価値を判断する「文化の軸」そのものが

すでに固定されている

ということでした。


文化の内側で、

・正しさを訴える

・意味を説明する

・思想を語る


これをやっても、文化は変わりません。


だから、戦う場所を変えることにした

ここで、はっきり決めました。


サーフィン文化の内側で、

「売れるかどうか」を基準に戦うことはしない。


売上や評価を

最初の目的に置かない。


代わりに、


文化の外側から、

正しさが「先に存在する状態」を作る


という戦略を取ることにしました。


透明サーフボードの役割を、定義し直す

ここで、

透明サーフボードの役割をあらためて定義します。


透明サーフボードとは、

海の「今の状態」を

人の身体感覚で可視化する

体験型環境教育装置です。


これは、サーフィンの道具ではありません。


海の上に浮かび、

足元を見下ろし、

海底や濁り、

浮遊物を見る。


その瞬間に、

・見る

・感じる

・考える

・誰かに伝えたくなる


という流れが、自然に生まれる装置です。


説明も、説教も、必要ありません。

環境が**「自分ごと」**になります。


2026年のゴールは「売上」ではない

2026年の目標は、はっきりしています。


透明サーフボードを

「売るプロダクト」ではなく、

「環境・教育・観光で“使われた装置”として

複数の第三者に採用されている状態」を作る。


ここで大切なのは、

販売を目的にしていないということです。


売れるかどうかよりも、

どんな文脈で、誰に、どう使われたかを最優先します。


・売上は判断基準にしない

・数量拡大を急がない

「使われた事実」を最優先する


この1年は、

**文化を書き換えるための「足場作り」**です。


2026年|期間別アクションプラン


Q1|思想と立ち位置を公式化する(1〜3月)

なぜこの戦略なのか。

なぜ「売ること」を最初に置かないのか。


それを、誰が読んでも理解できる形で残します。


・2026年の方針を文章で確定

・STSブログで意思決定の経緯を公開

・HPに戦略スタンスを明記


Q2|環境NPOで「使われる」入口を作る(4〜6月)

このフェーズでは、

販売を目的に動きません。


環境NPOや活動団体の中で、

「使える装置」として使われることを最優先します。


・環境NPO向け「1枚説明」を用意

・無償貸与

・展示などの形で使用

・写真と文脈を記録


Q3|教育文脈へ昇格させる(7〜9月)

象徴で終わらせません。


教育の現場で、

**再現可能な「装置」**として

使われることを目指します。


・海洋教育団体向けに再定義

・学校・体験学習での使用

・他地域でも使えるモデル化


Q4|実績を「資産」として固定する(10〜12月)

広げること自体を

目的にはしません。


結果として、

自然につながっていく状態を作ります。


・年間の取り組みを整理・公開

・HP・ブログに記録として残す

・2027年(自治体・観光)への布石


このブログの意味

このブログは、

成功談でも、告知でもありません。


思考と実装のログです。


途中で迷うこともあるでしょう。

思った通りに進まないこともあります。


それも含めて、全部、ここに残します。


仲間へ

このブログを読んで、

・環境NPO

・教育

・観光

・地域づくり

・研究

・実装

・発信

など、


2026年の各フェーズのゴールに近い立場にいる方がいれば、

ぜひ、いつでもご連絡ください。


すでに完成している必要はありません。

「この文脈なら、関われるかもしれない」その感覚で十分です。


また、このブログを読んで、


・考え方に共感した

・応援したいと思った

・仲間として関わりたい

・このプロセスを一緒に追いたい


そう感じていただけた方には、

このブログの会員(無料)として関わってもらえたら嬉しいです。


このブログは、売るための場ではありません。


実行しながら、考えながら、

その過程を記録していくための場です。


さらに、

「実際に透明サーフボードに乗ってみたい」

「一度、体験してみたい」


という方も、ぜひ声を上げてください。


最後に

このプロジェクトは、

一方的に完成させるものではありません。


関わった人の数だけ、文脈が増えていくものだと考えています。


売れるかどうかより、

使われたかどうか。


評価されるかどうかより、

何が残ったか。


2026年は、そのための「足場」を作る1年です。


もし、どこかで引っかかったなら。

それは偶然ではないと思っています。

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